モザンビークの社会経済基礎情報
モザンビークの基礎指標です。世銀データでは、2005年に人口が19.8 Mil.、人口増加率1.9%、一人当たりのGNIが310ドルである。
MZ基礎情報
1.面積 | 80.2万km2(日本の約2.1倍) |
2.人口 | 1,980万人(2005年:世銀) |
3.首都 | マプト(人口約110万人、2004年) |
4.人種 | マクア・ロムウェ族など43部族 |
5.言語 | ポルトガル語 |
6.宗教 | キリスト教(41%)、イスラム教(17.8%)、原始宗教 |
経済(単位 米ドル) | |
1.主要産業 | (農)カシューナッツ、小麦、綿花、砂糖、
(漁)エビ、 (工鉱)アルミ |
2.GNI(国民所得) | 61億ドル(2005年:世銀) |
3.一人当たりGNI | 310ドル(2005年:世銀) |
4.経済成長率 | 7.7%(2005年:世銀) |
5.物価上昇率 | 12.7%(2004年:EIU) |
6.失業率 | N.A. |
7.総貿易額 (2004年:EIU) |
(1)輸出 15.04億ドル (2)輸入 18.49億ドル |
8.主要貿易品目 | (1)輸出 アルミニウム、えび、綿花、砂糖、電力 (2)輸入 機械、自動車・自動車部品、原油、繊維 |
9.主要貿易相手国 (2002年:EIU) |
(1)輸出 ベルギー、伊、スペイン (2)輸入 南ア、豪、米国 |
10.通貨 | メティカル(複数形はメティカイス) |
11.為替レート | 1米ドル=約26メティカル(2006年9月現在) |
(外務省2006)
主要社会経済指標
指 標 |
2003年 |
1990年 |
|||
人 口 |
(百万人) |
18.8 |
14.2 |
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出生時の平均余命 |
(年) |
41 |
43 |
||
G N I |
総 額 |
(百万ドル) |
4,108 |
2,320 |
|
一人あたり |
(ドル) |
210 |
170 |
||
経済成長率 |
|
7.1 |
1.0 |
||
経常収支 |
(百万ドル) |
-516 |
-415 |
||
失 業 率 |
(%) |
− |
− |
||
対外債務残高 |
(百万ドル) |
4,930 |
4,650 |
||
貿 易 額 |
輸 出 |
(百万ドル) |
1,184.23 |
229.40 |
|
輸 入 |
(百万ドル) |
1,776.48 |
995.70 |
||
貿易収支 |
(百万ドル) |
-592.25 |
-766.30 |
||
政府予算規模(歳入) |
(メティカル) |
− |
− |
||
財政収支 |
(メティカル) |
− |
− |
||
債務返済比率(DSR) |
(%) |
2.1 |
3.4 |
||
財政収支/GDP比 |
(%) |
− |
− |
||
債務/GNI比 |
(%) |
38.1 |
− |
||
債務残高/輸出比 |
(%) |
121.4 |
− |
||
教育への公的支出割合 |
(対GDP比) |
− |
− |
||
保健医療への公的支出割合 |
(対GDP比) |
− |
− |
||
軍事支出割合 |
(対GDP比) |
2.4 |
5.8 |
||
援助受取総額 |
(支出純額 |
1,032.8 |
1,002.6 |
||
面 積 |
(1000q2) |
802 |
|||
分 類 |
|
D A C |
後発開発途上国(LDC) |
||
|
世界銀行等 |
低所得国/HIPC |
|||
貧困削減戦略文書(PRSP)策定状況 |
最終版PRSP策定済 |
||||
その他の重要な開発計画等 |
絶対貧困削減行動計画 |
出所:外務省2006
世界銀行の指標 Mozambique at a glance(pdf)
主要開発指数
開 発 指 標 | ||
極度の貧困の削減と飢餓 の撲滅 |
所得が1日1ドル未満の人口割合 | 37.9 (1990−2003年) |
下位20%の人口の所得又は消費割合 | 6.5 | |
5歳未満児栄養失調割合 | 24 (1995−2003年) | |
普遍的初等教育の達成 | 成人(15歳以上)識字率 | 46.5 (2003年) |
初等教育就学率 | 55 (2002/2003年) | |
ジェンダーの平等の推進と 女性の地位の向上 |
女子生徒の男子生徒に対する比率 (初等教育)(%) |
91 (2002/2003年) |
女性識字率の男性に対する比率 (15―24歳)(%) |
64 (2003年) | |
幼児死亡率の削減 | 乳児死亡率 (出生1000件あたり) | 109 (2003年) |
5歳未満児死亡率(出生1000件あたり) | 158 (2003年) | |
妊産婦の健康改善 | 妊産婦死亡率 (出生10万件あたり | 1,000 (2000年) |
HIV/エイズ、マラリア、 その他の疾患の蔓延防止 |
成人(15〜49歳)のエイズ感染率(%) | 12.2 [9.4−15.7] (2003年) |
結核患者数 (10万人あたり) | 557 (2003年) | |
マラリア患者数(全年齢) (10万人あたり) |
18,115 (2000年) | |
環境の持続可能性の確保 | 改善された水源を継続して利用できる 人口 |
42 (2002年) |
改善された衛生設備を継続して利用 できる人口(%) |
27 (2002年) | |
開発のためのグローバル パートナーシップの確保 |
債務元利支払金総額割合 (財・サービスの輸出に占める%) |
3.9 (2003年) |
人間開発指数(HDI) | 0.379 (2003年) |
出所:外務省2006
内政
(1)86年10月事故死したマシェル大統領を継いだシサノ大統領(前外相)はマシェル路線を踏襲。89年7月の第5回党大会で、マルクス・レーニン主義を党の綱領より落とし、90年11月には国名変更、大統領の直接選挙を規定する新憲法が発効するなど、民主化を進めつつある。
(2)90年7月以降イタリア政府の仲介の下、ローマにおいて反政府ゲリラ・レナモとの直接交渉が行われ、12月には部分的停戦協定に合意。92年10月4日に包括和平協定の調印に至り、独立以来の同国の内戦は終結した。
(3)同協定に従い、国連監視による政府軍及びレナモ軍のキャンプ地への集結、両軍の武装解除、新国軍の創設及び1年以内の総選挙等の和平プロセスが実施に移され、94年10月27日より29日まで和平プロセスの最終段階として大統領選挙及び議会選挙が実施された。
(4)94年12月9日、シサノ大統領が新大統領に就任、また、同月16日に新政府が発足した。レナモは野党となった。新政権成立後の政情は安定しており、平和が定着し復興は順調に行われている。
(5)99年12月3〜5日、内戦後2回目の大統領・国民議会選挙が実施され、シサノ大統領が再選された。国民議会は与党フレリモ133議席、野党117議席となり前回の両党の議席数の差(17議席)は1議席減少した。
(6)2003年には地方選挙が実施され、与党フレリモ党が33市中29市で圧勝した。
(7)2004年12月1〜2日、第3回大統領・国民議会選挙が実施され、ゲブーザ与党公認候補(フレリモ党幹事長)が大統領に選出された。国民議会は与党フレリモ党160議席、野党90議席となり、フレリモ党が勝利した。
出所:外務省
近代の歴史
1544年 | ポルトガルの貿易商人ロレンソ・マルケスが現在のマプトに貿易基地を設け植民地活動本格化 |
1629年 | ポルトガルの支配権確立 |
1900年 | 反ポルトガル蜂起続発 |
1962年 | モザンビーク解放戦線(FRELIMO,現政府の母体)結成 |
1975年6月25日 | 独立(マシェル初代大統領) |
1986年10月19日 | マシェル大統領死去、シサノ大統領就任(11月6日) |
1992年10月4日 | モザンビーク包括和平協定署名 |
1994年10月 | 大統領・国民議会選挙 |
1994年12月 | シサノ大統領就任 |
1998年6月 | 地方選挙 |
1999年12月 | 大統領・国民議会選挙 |
2003年11月 | 地方選挙 |
2004年12月 | 大統領・国民議会選挙 |
2005年2月 | ゲブーザ大統領就任 |
出所:外務省2006
民族と言語
バンツー系と思われる。43部族、それぞれの言語がある。北部は、マラウイ、ザンビアと同様、ニンジャ語若しくは良く似た言語である。公用語は、ポルトガル語。
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